
今回は、2月2日(金)に開催したイベント「デジタルデトックス読書会(以下、DDD)Vol.2」の報告です。
イベント概要
■開催日時
2024年2月2日(金)
■会場
サザンガク(33GAKU)コワーキングスペース
主催 サザンガク(企画:山水 さつき × LiTAS × 対話と珈琲の店logue))
協力:美容室 mani(マー二)
写真撮影・提供:@mononome.12
■タイムスケジュール
19:00-19:20 概要説明
19:20-20:30 読書タイム
20:30-21:00 交流会
■イベントおしらせ掲載記事
https://33gaku.jp/events/event/digital_detox_dokusyokai/
https://www.instagram.com/p/CyAFGv4hhaK/
■当ブログでの関連記事
・前回のDDDでお話した内容や紹介した本はこちら
多くのひとに知ってほしい。「デジタルデトックス」の必要性(前編)
多くのひとに知ってほしい。「デジタルデトックス」の必要性(後編)
・DDDへの参加が難しい方に。
ひとり読書合宿のすすめ
・この企画を思いついたきっかけなど。
みんなが読書イベントに求めていることは、読書の○○をつくってもらうこと!
イベント報告
2回目となるデジタルデトックス読書会。
今回も金曜夜のイベントにもかかわらず、20名ほどの方にご参加いただきました(今回も、お手伝いしながら、ご参加いただいている方もおり「約20名」です)。
2度目の参加という方もおり、企画者としてうれしかったです。
みなさんお一人お一人とお話しできず、すみませんでした!
ガチャガチャで受付
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機械はLiTASさまよりお借りしました(山水撮影) |
参加費は受付でお預かりするのではなく、受付設置のガチャガチャにコインを入れて回していただきました。
カプセルの中には、ドリンクチケットとノベルティーが入っています!
そして、その場でスマホやスマートウォッチなどのデジタルデバイスは、速やかにOFFにしていただきました。
今回のノベルティーは、香りを染み込ませられるブックマーカー
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本の角に挟むタイプのブックマーカー |
今回のノベルティーも前回に引き続き、デザインと作成はLiTASさま(@litas_online)におこなっていただきました。
本の上部の角に挟むタイプのブックマーカーです。
3Dプリンタで作られています。
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こんな感じで、精油や香水をたらしてお使いいただけます |
今回は香りでリラックスして読書を楽しんでいただこう、と、香りつきでお配りしました。
香りが消えたら、お手持ちの精油や香水などを染み込ませて、またお使いいただけます。
香りでお迎え
今回は受付にアロマディフューザーを設置。
ブックマーカーだけでなく、入り口でも香りでみなさんをお迎えいたしました。
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リラクシングフラスコ(写真はmaniさん提供) |
使わせていただいたのは、近くの美容室mani(@mani_since2008)さんのオリジナルブレンド精油「リラクシングフラスコ」です。
スイートオレンジ、ネロリ、フランキンセンスなどが配合された、複雑で高級感のある香りです。
オーナーさんにお聞きしたところ、リラックスもリフレッシュも、これ一本でかなえてくれるのだとか。
本日のイベントにぴったりでした。
コーヒーの香りでリラックス
今回も、コーヒーは「対話と珈琲の店 logue」(@logue_ws.and.coffee)の手塚さんにお願いしました。
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淹れたてのコーヒーと読書は相性バツグン |
自己紹介や本の紹介なども行いました
初回のDDDは、完全に手探りでした。
ふつう、読書会といえば、同じ本を読んだ参加者同士が感想をシェアしたり、自分のおすすめ本を紹介したりなど、「参加者が読んだ本について語る交流」がメインです。
しかし、DDDでは交流会は自由参加。
読む本も指定していません。
そして、交流会中に、本の感想を求められることはありません(話したい人が自発的に話ししていただくことはあっても、一般的な読書会でおこなわれるような主催者が一人一人に何を読んだのか尋ねたり、参加者がみんなの前で本の感想を述べる時間はありません)。
それは、今日会ったばかりのひとの前で、いきなり「読書」という、きわめて個人的な体験について述べあうことに、抵抗を感じるひともいる、と知ったから。
自分が本を人に紹介したりおすすめする仕事を長くやっていたせいで忘れてしまっていた感覚だったのですが、そういう方の方が、きっと多数派です。
そこで、DDDは「人前で読んだ本の感想を話すのはちょっと……」という読書好きの方も気軽に参加できるよう、門戸を広げたイベントにしました。
しかし、そんな「読書会」の趣旨が理解されるのか?
参加してみたけど、「なんか思ってたのと違った」と参加者ががっかりするのでは?
そもそも「デジタルデトックス」については、どのくらいのひとが知っているのだろうか?
会場に集まった全員が、1時間近くスマホの電源を切って耐えられるのだろうか?
(スマホ依存が強すぎて、禁断症状が出るひとが現われたらどうしよう…。)
そんなたくさんの「?」を抱えてのスタートだったので、イベント開始後も、イベントの背景について説明したり、「デジタルデトックスとは何ぞや」と解説したりでまったくゆとりがありませんでした。
ですが、開催してみたらトラブルもなく、イベントの趣旨をご理解いただいていた方ばかりの参加で、こういうイベントも受け入れてもらえるんだ、と企画者として安心できる結果となりました。
今回は、参加が2度目の方もいらっしゃったことや、前回ほとんどの方がデジタルデトックスについてご存じだったので、あんまり詳しい説明はいらないのではないかという判断から、いろいろ説明を簡略化しました。
そのおかげで、「スマホを離れて夜、眠る前に読む本」というテーマで、本をご紹介することができました。
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みなさん早く読書したいと思ってるだろうから、駆け足で説明 |
読書タイムは70分
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読書に集中 |
前回参加者から、「もっと読んでいたかった」というお声をいただき、今回は読書タイムを50分から70分に拡大しました(当日は開始時間が押してしまい、65分ほどとなりました)。
「時間が長いけど、みなさん、読書に飽きないだろうか?」というのが今回の気になる点でしたが、発表スライドを表示させたノートパソコンを前にして、唯一デジタルデトックスできていない私よりも、参加者のみなさんの方が本に集中してらっしゃいました。
2回目なので慣れてしまいましたが、20人近い参加者がひたすら本に集中する光景は壮観です。
ぜひ、書店員や図書館員の方にご覧になっていただきたいです(感動します)。
交流会
読書会には10代の学生さんから、コワーキングスペースをご利用の社会人の方まで、本当に幅広い方にご参加いただきました。
交流会は、初対面の方同士、本の話を熱心にされていたり、参加された学生さんとの交流もあったりと、和気あいあいとした雰囲気になりました。
ご参加いただいた方の声など
多くの方より、「とても集中して読書することができた」「リラックスして読むことができた」「久しぶりに読書を楽しむことができた」というお声をいただきました。
スマホから離れる時間を定期的にとるきっかけとして、月一回などの、定期開催を望むお声もありました。
参加してくださった方々が貴重な週末の夜に、充実した時間をお過ごしいただけたのだとしたら、うれしく思います。
このイベントへの参加をきっかけに、「デジタルデバイスをOFFにすると、集中できるし気持ちいよ~」と、身近なひとに話してみると、話題が広がるかもしれません。
開催までご協力いただいたみなさまには、心より感謝申し上げます。
また、イベントフライヤーをご設置いただいた施設や店舗のみなさま、イベント情報を掲載いただいたみなさまにも、この場を借りて御礼申し上げます。
なお、当記事の写真は、特記事項がない写真はすべて、やまぐちなおとさん(@mononome.12)にご撮影いただきました。
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