【ご報告】サザンガク大感謝祭にて「本のよろず相談」ブースとして出店させていただきました!

2023/11/30

イベント 図書館員の方に

本のよろず相談のイラスト
テーマ連載が始まったばかりのところ、申し訳ないのですが、またまたイベントに参加させていただく機会がありましたので、報告記事を挟ませていただきます。

出店させていただいたイベントの概要

■イベントタイトル

サザンガク大感謝祭

■開催日時

2023年11月23日(祝)

昼の部 11:00~16:00 (物販販売.展示.ワークショップ等)

■会場

コワーキングスペース サザンガク(33GAKU)

長野県松本市大手3丁目3番9号 NTT東日本松本大名町ビル1F

サザンガクについて

自宅ではなかなか事務仕事が進まない日があり、こちらのコワーキングスペースを定期利用させていただいています。

お湯のポットがありフリードリンクです。

持ち込んだお弁当を食べるスペースもあり、とても使い心地がよいです。

コロナをきっかけに全国的にリモートワークが広がり、地方でもコワーキングスペースが身近になってきました。

こちらサザンガクは、自治体(松本市)が出資しているコワーキングスペースです。

さまざまな機能をもっているため、一言ではどんなところか説明するのが難しいのですが、中でも、「地方都市の施設の中では、とても進んでいるな~」と感じているのが、託児所があり、「短時間だけ」などフレキシブルな働き方ができる「テレワークオフィス」というシステムがあるということ。

「フルタイムで働けるほど勤務時間を確保できないが、少ない時間でも働きたい!」という女性などがテレワークオフィスに登録すると、データ入力やSNS更新などのバックオフィスの事務作業をマッチングしてくれるのです。

事務のお仕事を提供しているのは、地元の企業などです。

サザンガク内のセキュリティ設備のある室内で作業を行うため、「自宅でリモートワーク」というわけにはいかないのですが、なんと、保育士さんがいる無料託児ルームがあるのです!

民間のコワーキングスペースでは運営費がかかってしまい、このような手厚い仕組みは維持するのが難しいですよね。

自治体が関わっているコワーキングスペースならではの取り組みだと思います。

  • 「サザンガクって、どんなコワーキングスペースなの?」と、ご興味を持っていただけた方は、日経BPのこの記事が分かりやすいのでどうぞ。
    松本市のICT拠点施設「33GAKU」、若者や女性の地域定着目指し仕事を創出https://project.nikkeibp.co.jp/atclppp/PPP/434167/090600191/

  • 営業時間や料金はこちら。ドロップインも可能で、学生さんは少しお安いです。https://33gaku.jp/guide/

大感謝祭について

出店風景
「ひっそり」のわりにスペースは広めに占有

サザンガクさんは2023年の11月で4周年となるそうです。

今年、いつもはたくさんのデスクが並ぶコワーキングフロアで、お店が並ぶマルシェのようなイベント「サザンガク大感謝祭」が開催されました。

おでんやおにぎりなどの食べ物、古着や雑貨、手作りの帽子などの物販、大人向けや子ども向けのワークショップや謎解きなどさまざまな魅力的なお店が出店する中で、私も本のブースとして、ひっそり紛れ込ませていただきました(ハンドメイドの雑貨屋さんと高級文具店の間に)。

「本のよろず相談」について

イメージとしては、「出張版レファレンスサービス」です。

図書館にはレファレンスサービスという、調べ物の相談サービスがあります。
それを、図書館外でやっているイメージです。

今回の一番のハードルは、みんなお祭りに来ているということ。
おでんや古着やワークショップが目当てでご来場されてます。

9割の方は、本にはまったく興味・関心なく来場されたお客様です。

「むー、これはきびしい。一人も来てくれないかもしれない……」

「私だったらいかない(おでんや豚汁食べて、ワークショップやる)」

このような場で「本について何でも相談してくださ~い!」といっても、「時間を取られて、相談が済んだときには、おにぎりもおでんも売り切れているだろう」と考えるひとが大部分なので、周りのお店のように「注文したらすぐにお答えできるメニュー」を用意。

図書館のレファレンスサービスにはこういうものはありませんが(司書が少しお時間を頂戴して調べます)、その場で答えられる定型質問を準備することにしました。

結局、メニューとしてはこういう感じになりました。

①本や読書についてのお悩み相談を中心に承ります。

 調査が必要でその場での回答が難しい場合は、後日メールにてお送りいたします。

②相談内容がパッと思い浮かばないという方のために、その場でお答えできる相談メニュー(20個ほど)もご用意しております。

インスタ記事より

特に宣伝してないのに10名も!

当日、昼の部には500名の方がご来場されたそうです。
そのうち、学生さんを中心に、小学生の方から大人まで10名もの方に利用していただきました!

告知は友人への声掛けと、開設したばかりの自分のインスタ(フォロワー数わずか)での告知だけだったので、本当にびっくりしました。

最後の方は長時間の対応により、声が枯れてました。

当日、ご相談いただいた方々にはこの場をもって心よりお礼申し上げます。

詳しく調査して後日メール回答するような相談事項はほぼなく、ほとんどの方がメニューから選んで質問してくださいました。

いくつも質問してくださる方もいて、うれしかったです。

メニューから質問してくださった後に、軽めのよろず相談をしてくださる方もいました。

時にはうーんと悩みながら、みなさんからの相談にお答えする時間がとにかく楽しく、あっという間に閉店時間(16時)となってしまいました。

メニューからの質問は「松本で本が読めるおすすめのカフェは?」とか「松本(や全国)のおすすめの本屋さんは?」という質問を選んでくださる方が多かったです。

これは、意外でした。

ネットやSNSに情報がたくさん掲載されていいそうな内容ですが、対面で本に詳しいひと(本好きなひと)から聞いてみたい、という需要があるのかな?と感じました。

今回の出店から、本や読書の相談は万人受けしないものの、ニッチな需要があるということが分かりました。
また、本や読書に限ったイベントではなくて、このようなさまざまな方がいらっしゃるイベントにも出店してみたいな、と思いました。

今回、このような実験的な出店をご快諾してくださいました、サザンガクのスタッフの皆さまには御礼申し上げます。

今回の質問メニュー(約20個)については、後日、PDFか冊子の形態にまとめる予定です。

よろず相談にきてくださった方もこられなかった方も、楽しんでいただけるのではないかと思います!


相談メニュー

相談メニュー

相談メニュー


出来上がりましたら、ブログやインスタ、Xなどでお知らせいたします。


今回、お伝えしきれなかった内容がありますので、次回も「本のよろず相談」について補足させてください。

テーマ連載を楽しみにしておられた方、すみませんがもう少々お待ちくださいませ。

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