前回から引き続き、私が仕事や活動について考えるとき、思考の土台となっている情報源についてお話しています。
↓もう一度、読み直したい方はこちらよりどうぞ
【次回記事の予告】思考の土台となっている3つの情報源について紹介します
仕事や活動について考えるとき、思考の拠りどころとなっている3つの情報源の1つ目は、八木仁平氏の公式サイト(https://www.jimpei.net)に載っている「ストレングスファインダー」関連の記事たちです。
ストレングスファインダーって何?
まず、ストレングスファインダーについて。
2015年、ギャラップはテストの名前を、クリフトンストレングス・ファインダーからクリフトンストレングス・テストに変更したため、クリフトンストレングス®という名前で聞いたことがある方もいるかもしれません。
名前が変わっただけで同じものです(※1)。
八木さんのサイトでは「ストレングスファインダー」という名称で書かれている記事が多いので、当サイトでは「ストレングスファインダー」(略してSF)の方の表記を使います。
ストレングスファインダーとは、伸ばせば強みになる、自分の資質を教えてくれるツールです。
言語化されるので、周りののひとに強みを伝えられるようになりますし、相手の資質を理解しやすくなります。
ストレングスファインダーとはギャラップ社が40年にわたって行ってきた「人間の強み」に関する研究に基づいて人々に共通する34の資質を言語化し、それを発見するために開発されたツール。177問の質問に答えることで34種類の資質の中から自分を特徴づけるTOP5の資質を知ることが出来る診断です。2017年末の段階で、全世界1700万人以上がストレングスファインダーを活用した診断を受講していて、個人の才能を伸ばしたり企業内でのマネジメントに使用されたりと様々な用途に使われています。
引用元:https://www.jimpei.net/entry/sftoha#index_id0
ギャラップ社は国連の調査も行っている企業で、2023年1月現在では2,900万人超の受験データがあるとのこと(※1)。
信頼性があるツールと判断してよいのではないか、と思います。
現在では、就職活動前の自己分析や適職診断ツールとして使うひとが多いのではないでしょうか。
どうやって受けるの?
ストレングスファインダーは有料です。
オンラインのテストで177問の質問に答えることで、お金を払えば誰でも受けることができます。
受験方法については、「八木仁平公式サイト」のこちらの記事に詳しく書かれています。
いくつか受験方法がありますが、私は書籍を購入して添付のアクセスコードで受験しました。
2023年10月現在は、下記の書籍です。
受験用のアクセスコードがついてくるのでオンラインで受験します。
安い方のプランではtop5位までの資質しかわからないのですが、追加料金を支払うと34の全資質の順位が分かります。
ジム・クリフトン
著、ギャラップ著、古屋博子翻訳(2023)『さあ、才能(じぶん)に目覚めよう 最新版
ストレングス・ファインダー2.0』日経BP 日本経済新聞出版
八木仁平さんって誰?
八木仁平公式サイト(https://www.jimpei.net)には、SFについての詳しい記事がたくさん掲載されています。
八木さんとはいったいどんな方なのでしょうか?
八木さんは現在「自己理解プログラム」(https://jikorikai.com)という、ビジネスに限らず自分が本当にやりたいことを見つけるための、3か月のコーチングプログラムを提供する会社を経営されています。
プログラムの要点を解説したワークつきの本も、現在2冊出版されています。
私はそのうちの一冊(八木仁平著『世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方―人生のモヤモヤから解放される自己理解メソッド』)を読み、3か月ほどかけて、本のワークに取り組みました。
しかし、なかなか本だけではクリアにならなかった部分があり、もっと深めたくて自己理解プログラムを受講しました。
つまり、私は自己理解プログラムの修了生ということになります。
自己理解プログラムの内容は、想定していた以上によく練られた内容でした。
私は、受講前から自己理解や自己肯定感にかかわるような心理系の書籍をいくつか読んできたのですが、初めて知るようなこともありました。
もし、書籍をお読みの方がいらっしゃいましたら、本の内容はプログラムのごく一部だと考えていただけたらよいかと思います。
その「自己理解プログラム」の柱の一つが、SF結果の深堀りでした。
現在は、プログラムが内容は少し変わっているかもしれませんが、私の受講時(2022年)は「自己理解プログラム」の受講が決まったら、まずSFを受け、34資質のランキングを提出しました。
プログラムでは、「資質」や「才能」、「短所や長所」、「強み」、これらの言葉の定義から学び、SFの結果を最大限に活用し、一つ一つの資質についてとても深く学びます。
実は、私はプログラムを受講する1年ほど前に、SFを受けていたのですが、結果を見ても、ギャラップ社から提供される資質の解説や本(『さあ、才能(じぶん)に目覚めよう』)を読んでも、テスト結果をどのように活かしたらよいか、さっぱり分かりませんでした。
しかし、プログラムを受講したことで本当に理解が進み、SFの結果を活用できるようになりました。
このように、プログラムでしっかり取り上げられているSFですが、八木さんの著書にはSFについての記載はありません(2冊目の巻末に、ほんの少し取り上げられているのみです)。
「八木仁平公式サイト」には、プログラムほどの詳細さではないものの、34資質についての解説が掲載されているので、今回、情報源として八木さんの著書ではなく、ウェブサイトの方をご紹介させていただくことにしました。
「八木仁平公式サイト」でのストレングスファインダーおすすめ記事はこれ
「八木仁平公式サイト」でSF関連の記事を探す際は、「サイト内検索」の機能に「ストレングスファインダー」と入力して検索するのがおすすめです。
手順は以下の通りです。
手順は以下の通りです。
記事の探し方
1.八木仁平公式サイト(https://www.jimpei.net)の右上にある虫めがねのマークをクリック
![]() |
2.検索ボックスに「ストレングスファインダー」と入力し、エンターキーを押す
3.以下のような検索結果が表示される
ストレングスファインダー各資質の詳細説明まとめページ
このURLの「34種類の各資質の詳細は下記のリンクから飛んだページで解説しています。」という一文の下に表があり、それぞれの資質の説明記事へのリンクが張られています。
特におすすめしたい記事 二つ
特におすすめしたいのは次の二つの記事です。
【理解が早まる】ストレングスファインダーの対照的な資質まとめ
SFの各資質の概要をつかんでいるひとは、こちらの記事の方が上記の「各資質の詳細」を読むよりも各資質への理解が深まるのではないか、と思います。
「上位の資質」とは1位~おおむね12位前後までの資質だと考えればよいと思います(実際には、資質の解説を読んだときに「こういう面、自分にあるな」と実感できる資質までを上位資質とみなすので、10位までのひともいれば13位までのひともいます)。
記事には「反対の特徴がある2つの資質をどちらも上位に持っているレアな人も存在します。」とありますが、私は「調和性と着想」「共感性と分析思考」がそれに当てはまっています。
私の場合、「分析思考」については生まれながら持っていた資質ではなく、学校生活や職場に適応するために必要不可欠だったため後天的に努力して獲得した資質なので、こういう矛盾が生じているのかもしれません。
ストレングスファインダーの似てるけど、ちょっと違う資質まとめ
SFは一般的な性格診断や適職診断などに比べて資質(≒タイプ)の数が多いため、SFを受験して間もないころは「この資質とあの資質、どこが違うんだ?」と分からなくなってしまうひとが多いのではないでしょうか。
この記事では、似たような資質同士を比較し、相違点をクリアに述べてくれています。
プログラムではこのような比較をもっと詳しく解説している資料がもらえるのですが、この表のみでも非常に分かりやすいです。
このような説明がSF受験コード付きの書籍(『さあ、才能(じぶん)に目覚めよう』)には載ってないため、「受験しただけで活用できていない」というひとが出てきてしまうのだと思います。
私は人間関係構築力の資質が上位に多いのですが、「共感性と調和性の違い」、「個別化と公平性の違い」を理解できたことで、とても自分の資質への理解が深まりました。
この記事がSFを知るきっかけになり、興味を持ってくださる方増えてくれたらうれしく思います。
<参考資料>
※1
ストレングスファインダー®(クリフトンストレングス®)とは?一問一答でまとめました
https://coaching.kosgis.com/column/faqs-about-strengthsfinder/
(2023.10.25 sited)
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SFの資質の比較をもっと詳しく載せているサイトや、各資質の解説がより分かりやすいサイトをご存じの方がいらっしゃいましたら、ぜひ教えていただけますとうれしいです。
また、記事のご感想もお待ちしております。
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