兵庫県立 人と自然の博物館へ行ってきました【連載:価値の手直し展へ】

2025/05/29

好奇心 連載

先日、兵庫県立 人と自然の博物館にて開催中(会期は5/31まで)の「価値の手直し展」に行ってきました。

展示もよかったのですが博物館そのものもとても面白い場所で、説明していたら記事が長くなってしまいました(笑)。

今回は会場となっていた「兵庫県立 人と自然の博物館」についてのみ、ご紹介します。

兵庫県立 人と自然の博物館(通称 ひとはく)ひとはくとは?

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駅から親切な道案内がある(右奥の黒い建物が新館)

兵庫県立 人と自然の博物館(通称 ひとはく)は、関西圏以外の人はもちろん、関西圏にお住まいの方でも奈良・京都方面の方にとってはあまり聞きなれない場所かもしれません。

兵庫県立 人と自然の博物館 利用案内(開館時間などはこちら)

兵庫県三田(さんだ)市にある、「人と自然の共生」をテーマとした自然史系の博物館です。

公園に囲まれていて、とにかく広くて大きい施設です。建物も4階までありました。博物館の施設は、国内の公立博物館では最大級(※1)なのだとか!

じっくり見ていたら、とても一日では回りきれません。

大人になってからは美術館に行くことはあっても、博物館に行くことは減りました。
また、旅行先で博物館を訪れることがあっても歴史系の博物館が多いので、自然科学系の博物館は小学生以来ぶり⁈

建物や敷地も大きいのですが、標本もビッグサイズ!
アンモナイト、でかい……。(座布団くらいのサイズ)。しかも、手でふれてもよい!

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アンモナイトの化石

1階から、エントランスのある2階に突き抜けて室内に生えている木(の模型)。
ダイナミックすぎる展示。

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木の展示 中に入ることも

他にもサメの剥製とか、兵庫県内に生息する野生動物の剥製、イヌワシの巣を原寸大で再現したもの(三畳間くらいあった)などもあり、一般の博物館では展示に躊躇するような大きさのものが、たくさん展示されていました。

イヌワシの巣の実物大模型を作成した当時の報告書(巣の模型の写真付き)

イベントはほぼ毎日開催。内容も工夫されている!

……と、巨大さばかりについて書いてしまいましたが、こちらは子どもが生き物や植物、地形のことを知るためのイベント開催にも力を入れており、土日は毎週のようにイベントが開催されています。

私も子ども向けの館内ツアーと電子絵本の読み聞かせ(絵本シアター)に参加させていただきましたが、どちらもとっても説明がわかりやすく、小さいお子さんでも楽しめる内容だと感じました!

特に電子絵本は、デジタルなのに温かみがあり、絵本の活動をされている方には参考になりそうです。

イベントカレンダー(ほとんど毎日こども向けのプログラムが開催されています)

もうひとつ注目が、「教職員・指導者セミナー」というもの。

学校の先生方が受講しやすいよう、夏季休業中に開催されていて、学校での授業に役立つ内容や、自分自身の興味関心を高める内容など、気軽に受講していただけるものが多くある、とのこと。

ひとはくのお子さん向けのイベントが、興味が移りがちなお子さんも最後まで楽しめる内容だったので、これはよさそうだと感じました。

2025年度のひとはくセミナー一覧(画面スクロールすると「教職員・指導者セミナー」へのリンクあり

こちらのセミナーは、イベントやワークショップの企画、企業の研修プログラムを担当しているけど、プログラムの構成や内容に悩んでいる、といった方にとってはヒントになるのではないでしょうか?

また、子ども向けの教育普及プログラムに力を入れているだけでなく、シンクタンクとしての機能も持っているという点も興味深いです。

ひとはくのシンクタンク事業について

こういったしっかりした基礎的な研究がされているからこそ、子どもが興味をもってくれるようなイベントプログラムが組めるのだろうなあ、と感じました。

ひとはくへのアクセスと注意点

公共交通機関(電車)で行く場合、についてご案内します。

↓こちら(兵庫県立 人と自然の博物館webサイト)にとても親切な案内があります。
https://www.hitohaku.jp/infomation/access.html

最寄駅はフラワータウン駅。
駅を降りてからひとはくまでの道順についても、大変丁寧な案内がこちらに掲載されています。

実際行ってみた感覚としては、駅から迷わず、数分で着く印象です。

ここで注意したいのが、公共交通機関で行った場合、ひとはく周辺には外食できるお店が(ほぼ)ない、ということ。

フラワータウン駅にはショッピングモール(フローラ88)が併設されていたのですが、2025年2月、閉鎖になりました。
キッチンカーのようなものを見かけましたが、常に出店しているとは限りませんし、お昼ご飯は持参したほうがいいです。

ひとはくの4階に自販機のある飲食スペースがあるので、持ってきたパンやお弁当をこちらで食べることをおすすめします。
ゴミは持ち帰りましょう!

兵庫県立 人と自然の博物館webサイトでの休憩・昼食場所案内

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4F 休憩スペース

さいごに

ひとはくの入館料は、なんと200円!(大学生は150円で高校生以下は無料)

万博もいいですが、人混みをさけて、まずはこちらへ行ってみるのもおすすめです!
休日、お子さんとのお出かけ先に困っていおられる方、ぜひ候補にいかがでしょうか。

※1
"ひとはく"とは 兵庫県立 人と自然の博物館公式webサイトより
https://www.hitohaku.jp/infomation/about.html

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